【ピアノ教室】気分屋な生徒への教え方
こんにちは。
今日は、気分屋な生徒への教え方について考えてみたいと思います。
お喋りが止まらなくなったり、走り回ったり…
「やろう」と言っても「嫌だ」と断られたり…
そんな子の対処策です。
- 結論
- 対処① 絶対に無理矢理させない
- 対処② 小学生までは待つ
- 対処③ 家での時間に期待する
- 対処④ 教える範囲を出来る限り絞る
- 対処⑤ 色々な活動をさせる
- まとめ
結論
結論から言うと
- 待つ
- 他の時間・機関に頼る
- 「やりたくない」事は「今はさせない」(それ以外の事をやらせる)
この3点です。
以下、具体的な対策策です。
対処① 絶対に無理矢理させない
前提ですが、絶対に無理やりピアノを弾かせないようにしましょう。
確実にピアノが嫌いになってしまいます。笑
「やりなさい!」と言いたくなる気持ちは分かりますが、そこをグッと堪えて下さい…!
基本的なスタンスは「本人がやりたくなるまで待つ」です。
たまに、気分屋の生徒の親が心配して「やりなさい!」と言ってくれる事もあります。でも、これだってあまり本人の為には良くないのです。
対処② 小学生までは待つ
気分屋の生徒は、小学校入学すると結構落ち着く事が多いです。
私が担当していた生徒も、以前までは全く言う事を聞かず、小学校に入学すると集中してレッスンが受けられるようになりました。
おそらく、学校に入るとある程度自制心が身に付くのだと思います。
同じ時間に絶対に行かなければならない、全員で同じ課題をしなければならない…等
環境によって人間は成長していくものなのだと思います。
毎週30分のみのピアノ教室で変えられる事もあれば、変えられない事もある。
そう割り切った今の方が、不思議と上手くレッスンが進むような気がしています。
対処③ 家での時間に期待する
気分屋の生徒は、30分のレッスン時間に集中する事が苦手です。
ならどうすればいいか?
それ以上の時間を過ごす自宅で、「本人のやりたい時」にやってもらう
という選択肢もあります。
これも、年長さん〜小学生に上がってからやる事をおすすめしますが、「お家で弾いてきてほしい曲」を決めるのもおすすめです。
ポイントラリーにしたり、練習帳を作ったり、ゲーム要素でやるのもいいですね。
④教える範囲を最大限絞る
気分屋の生徒は、家で練習させると案外一曲全て弾いてきてしまう子もいます。
レッスンでは、右手の1小節だけ、もしくは曲を頭に入れるだけでも十分です。
家で練習してくれる子にレッスンでやるべき事は「もう少しで出来る所で止める」事だとも思います。敢えて腹8分目ぐらいまでで、教えるのを止めると自ら練習してくれる事も多いです!
家でも練習させられないような年齢や、練習嫌いな子に対しては、根気強く待ちながら続けさせるしかありません。
範囲を絞ってゆっくりゆっくり進めていきましょう。
対処⑤ 色々な活動をさせる
ピアノを弾くのが気分ではない子は、今はワークならやりたいかもしれません。
それか、カードだったら楽しいかも。歌ったり、リトミックで身体を動かすのもいいかもしれませんね。
ピアノだけだと、どうしても間が持ちません。
その子の好きな活動がないか探していくつもりであれこれ試してみましょう。
ピアノ教室だから、といって無理にピアノを弾かせる事はないはずです。
カードでドレミのカルタをして→読む→弾いてみる
など、本人が好きな活動から(悟られない範囲で笑)ピアノに繋げていくのいいかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
気分屋の生徒、と一括りにまとめてしまっていますが、私は子供だって人間だと思います。
どうしても気分じゃない時や、甘えたい時もあります。大人も同じですよね。
結論、根気強く待つ以外の方法はないのですが(笑)
本人も、先生も楽しくその時間が過ごせるように、そしていつか自発的に弾きたくなるよう仕掛けられたら最高ですね。