合唱団ピアニスト お給料ややりがい・働き方について
こんにちは。
今日は合唱団のピアニストのお仕事について書いていこうと思います。
この仕事も、団によって特色や働き方は変わります。あくまで一例としてご覧下さい。
- 児童合唱団のピアニストとは?
- 児童合唱団ピアニストのお給料や生活
- お給料の落とし穴
- 活動時間
- 児童合唱団ピアニストの大変な面
- 児童合唱団ピアニストのやりがい
- 他の音楽系と比較してみて
- 需要について
- 児童合唱団ピアニストになるには?
- まとめ
1.児童合唱団のピアニストとは?
その名の通り、児童合唱の伴奏をするお仕事です。
私の所属していた合唱団では、伴奏の他にも本番の引率業務、練習での子供のサポート、イベントの運営などを担当していました。
2.児童合唱団ピアニストのお給料や生活
まず、お給料面ですが
本当に団体に寄ります!!というか指導者の采配が大きいのかも。
基本的に、バックに財団や県の支援がある所だとお給料は結構良い。
個人のところだと、アルバイト程度の所がほとんどです。
私は1レッスン(2時間)で3000円でした。本番も同じ。(地方です)
また、合唱団の伴奏ピアニストの人数によっても受け取れる金額は変わってきます。
当日伴奏したピアニストのみに支払いがある、という場合もあります。
3.お給料の落とし穴(重要)
「アルバイトと同じお給料なら、好きな音楽で稼ぎたい」
「2時間で3000円!?バイト割いいじゃん…」と思ったそこのあなた…
ふたつ落とし穴があります。
それは、
『譜読みをする時間』『移動時間』です。
ピアニストの人数にも寄りますが、まずは入りたい合唱団が年間で演奏してきた曲数・難しさを聞いてみましょう。
私が入っていた所は、年30曲も演奏していたので、他の仕事後、深夜2時頃まで譜読みにさいていました。
あなたの読譜力にもよりますが、本番ではそれなりの演奏が求められる為、必ず自分の力を考えて仕事を受ける事です。
また、「移動時間」もネックになります。車がない人は練習会場から家までの移動時間を計算してみましょう。往復に1時間かかれば、近くで1時間働いた方が割が合いますよね。
4.活動時間
活動時間は、基本的には土日が多いです。
私の所属団体は、市民センターなどを借りて活動していました。
5.合唱団ピアニストの大変な面
合唱団ピアニストの大変な面は、
「ピアノを弾かない時間」でした。
子供達の誘導は、最初は全然上手くいきませんでした。また、保護者の方への事務連絡や、コンサート本番のパンフレット作成など、予想以上に「ピアノを弾かない時間」が長く、私にとっては負担が大きかったです。
また、基本的に発表の場や練習が土日なので、休日が潰れる事も嬉しくない現場でした。苦笑
また、伴奏ピアニストは常に人手不足だったので、後継者を探して引き継ぎをするのも大変でした。
(基本的には主催者が人員確保はしてくれると思います。)
6.児童合唱団ピアニストのやりがい
やりがいは、何といっても
「1つのステージを作り上げる経験」です。
いくら薄給料でも、大好きな音楽を仕事に出来ることは幸せです。本番はやっぱり楽しかったですね^_^
また、子供達の成長を近くで見る事が出来るので、楽しみも多い職場でした。
また、一つでも合唱団に所属していた経験があれば、自分のプロフィールが増えます。合唱関係の知り合いや、他の団体の伴奏ピアニストとも交流が広がりました。
めちゃくちゃコミュ力のある人なら顔が売れそう。
7.他の音楽系と比較してみて
比較して向いている人ですが…
ピアノの先生よりは「テキパキしている人」
が求められると思います。
自由奔放な子供達をまとめるには、先回りして動く力が必要です。
(並べたり、リハのタイムキーパーをしたり、会場まで誘導したり、トイレに行きたい子にいち早く気づいたり、等。)意外と体育会系です。
ただ、音楽の先生よりは、難易度が低めな気がします。
感覚的や、活動は部活動の指導員と似たような感じです。
合唱を教える知識が間違いなく身に付くので、学校の先生になりたい人にはとってもオススメの職業です。
また、ソロよりも伴奏の方が気が楽な人にはいいかもしれません(笑)
私は、合唱団ピアニストをして自信を付けてから音楽の先生や、ソロ活動を始める事が出来ました。
8.児童合唱団ピアニストになるには?
入ってみて思いましたが、
合唱団のピアニストはかなりの人手不足です!
多分、皆んな仕事もあり、ソロで弾きたい方が多いんだと思う…
私の勤務した経緯は、
部活動指導をしていた時、もう1人の先生が合唱指導の先生だった事でした。
その方が声をかけてくれ、伴奏ピアニストのお仕事をもらいました。
私は周りくどい方法を取りましたが、
「直接合唱団に電話してみる(まずは見学がおすすめ)」のが一番いいと思います。
きっと多くの合唱団が歓迎してくれますよ!
需要が無くても、勉強させてください!とお願いすれば受け入れてくれる所は多いはずです。
見学に行ったら、
講師の先生、主催者だけでなく、必ず!
他の伴奏者と連絡を交換し、詳細を聞いてください。
練習会の中では言えない話など出てくるかもしれません。
10.まとめ
いかがでしたか?
個人的苦労ランキング的ではかなり上位に入る仕事です。笑
合唱団のピアニストは、あまり目立つ仕事ではありませんが、やりがいも多いです。
必ず!
メリット、デメリットを確認した上で見学でどんな合唱団なのか、割に合うか必ず考えて働いて下さい。
それでは良い音楽人生を!