合唱指導が上手くなるには
合唱指導って、音楽教師が最初にぶち当たる壁ですよね。しかも厄介な事に正解がない、書籍も少ない!笑
そこで、今日は合唱指導について書いていこうと思います。
合唱指導が上手くなるには
まず、タイトルにある「合唱指導が上手くなる方法」です。
結論から言うと、「集団をまとめる力」をつける事だと思います。
(この事については他の記事でもまとめます)
個人プレイや学問ならば、書籍などで勉強すればものになりますが、
「合唱指導力」「まとめる力」を身につけるのは、実践が一番です。
今回は、実践すれば良いのかまとめます。
- 合唱指導が上手くなるには
- 対策① 見せてもらう
- 対策② 録音する
- 対策③ 型を見つける
- 対策④ ボキャブラリーを増やす
- 対策⑤ やらせてもらう
- 対策⑥ 引き出しを増やす
- まとめ
改善策①見せてもらう
まずは、指導が上手な先生の授業を見せてもらいましょう。
合唱部を見たり、自分と似ているタイプの先生を探すのも大アリです。(外部指導の先生が来ている日もチャンスです。)
先生の声がけや、どんな所に注目して聴いているを見て、どんどんメモも取りましょう。
☆ここでポイント
なるべく長時間、学活の時間などを狙ってください。(短い時間は、先生も単調な練習に時間を取らせがちなので)
合唱コンクールに向けての話し合いの活動を見るのもおすすめです。
学校現場が難しければ、児童合唱団を見せてもらいましょう。電話一本で、見せてくれる団体が沢山あります。
子供に教えるのなら、大人の合唱団よりも、児童合唱がおすすめです。内容も全然違いますよ。
どんどん「勉強させてください!」と声を掛け、長めの合唱時間を狙いましょう。
改善策② 録音する
録音する事で先生の声がけの他に
「どんな声の時に」「どんなテンションで声がけするか」が分かります。文字で表せない雰囲気や、指導の抑揚も音声で伝わりますよね。
合唱指導が上手な先生は生徒の少しの声の変化や、ボソッと呟いた事も見逃しません。
録音から色々な事を学びましょう。
改善策③ 型を見つける
色々な先生達を見ていると、「自分の型」が分かってきます。
熱血は自分には向いていないな〜とか、
この先生の雰囲気は自分に似ている、
などの些細な事です。
教育において先生の「型」を見つけるのは、とっても大切な事です。
アレンジは後から無限に出来ますので、
まずは自分の型を見つけて研究すると、学校生活がとても楽になりますよ!
型については他の記事も参照して下さい。
改善策④ ボキャブラリーを増やす
当たり前の事ですが、音大生への声がけと、中・高生への声がけは、全く違います。
「ここはもっと壮大に」
「優しく歌って」
実は、これクラス全員に伝わらない時があります。
大切なのは、「何を伝えるか」ではなく「伝え方」です。
注意散漫な生徒もいる中で、全員に刺さる伝え方を増やしていきましょう。
ジェスチャーや、実際にやってみせたり、独特な言葉を使ったり、まずはイメージさせたり…
音楽を伝える「ボキャブラリー」をどんどん増やすイメージです。
改善策⑤ やらせてもらう
最後は、①〜④を踏まえた上で自分で実践してみましょう。
例えば部活の顧問の先生や、音楽の先生にお願いして、パート練を任せてもらう。
合唱団にいって、講師をさせてもらう、等です。
実際に自分でやると、何より実践力が身に付きます。上手くいかない事の改善策も見つかっていくでしょう。
対策⑤ 引き出しを増やす
沢山メモをとってインプットしても、
いざという時使えない時があります。
これは、実践してみないと分かりません。
折角覚えても、いざという時に引き出せないのはもったい無いですよね。
メモを取る時には、
ジャンル毎で分ける事をおすすめします。
☆声が小さい時
→パート毎に丸まって全員で歌わせる
→ピアノ伴奏をフォルテで弾いて、負けないように歌わせる
→曲の一番の盛り上がりから歌わせる
…などのメモの取り方です。
「どういう時に」「どう対策するか」
ジャンル毎に書いておくのがおすすめ。
まとめ
あとは、①〜⑥の改善策を繰り返しながら、成長を続けてみて下さい。
質問などあれば、コメントいただけるととても励みになります(^^)
お互い頑張りましょう!!!